米国防総省、地図情報をOracleから 移行して、大きなメリットを発見
さまざまな米国政府機関が、EnterpriseDB社のEDB Postgres™を採用しています。その中に、国防のための情報を確保するために、大量の地図情報を扱っている政府機関がありました。その政府機関は「Postgresは、PostgresGISがあり大変魅力的でした。これはPostgresの拡張で、業界で最も強力な地理情報ツールです」と評価しています。
課題
同機関は、複雑なクエリを処理し、データを瞬時に返すためのクリティカルアプリケーションをサポートするために、Spatial Optionを備えたOracleデータベースを使用していました。しかし、制約がありました。データベースチームは、すべての機能を実装することができなかったのです。
バルクロード方式は毎日行われていたため、更新はリアルタイムでは利用できませんでした。しかも高価なハードウェア上で動作していたのです。
解決策
EDBのOracleとのデータベース互換性を利用して、この機関はアプリケーションをEDB Postgresに移行し、PostGIS拡張を追加しました。また、新しいデータベースを安価な仮想マシン環境で実行し、コストをさらに削減することも決定しました。
結果
- パフォーマンスが大幅に向上
- 長期メンテナンス費用が削減
- 多数のクエリに対応できる、地理空間の組み込み関数が利用可能
- システムを簡単に複製でき、移植性が向上
- エンドユーザーの満足度と使用率が向上
基本的に、新システムは、アプリケーションに依存しないでデータ処理ができたため、大量のデータを処理することができました。データベースがその機能を最大限発揮することで、アプリケーションのサイズと複雑さが削減され、結果としてパフォーマンスが倍増しました。
パフォーマンスの向上に寄与するもう1つの要因は、すべてのデータが、PostGISの拡張データ型に格納されていたことです。これは、データベースで利用される情報を処理する目的で構築されています。
さらに、定期的なバッチロードプロセスに依存していた古いシステムとは対照的に、EDB Postgresを使用した新システムは、Webインターフェイスを使用して、ほぼリアルタイムでアップデートをサポートすることができるようになりました。
[出典:米国EDB公式ホームページ]
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